味噌汁の旅

まともな人間になるために味噌汁を研究する。

シン・ゴジラ感想 ネタバレあり

面白かった!

と言うとなんか違う…って感じがするけど、語彙力ないからとりあえず面白かったしオススメ!と人には言っておきたいかな。

 

 ネタバレ全開

 

 

 

 

  • あらすじ

謎の巨大生物(トラウマになりそうなかなり気持ち悪い見た目)が日本に上陸。進化しながら東京を練り歩こうとする。

自衛隊が出動し駆除を試みるも、作戦区域内で避難が遅れた住民を発見してしまい、作戦開始できず。

巨大生物は海に帰って行った。

巨大生物の再来に備えて対策を練る日本政府。

対策本部が巨大生物のエネルギー源が核分裂反応によるものであること等が判明し、血液を凝固させてなんか凍結するんじゃね?みたいな感じになる(細かいことはよくわからんけどそれぐらいのがいいのかも)。

名前がつけられたのもこの辺だったかな…。

ゴジラ再来。東京が大好きらしい。

今度は自衛隊が作戦行動を取れたがゴジラの皮膚はカッチカチなので通常兵器は効果なし。

アメリカがなんかすごい爆弾で爆撃し、ようやくゴジラは大怪我を負った(ように見えた)が、その後ゴジラの熱線による反撃でアメリカ戦闘機?は全滅。

日本の内閣首脳陣が本部移動のためヘリコプターで東京を離れるところで熱線がヘリに直撃。

その後ゴジラは疲れて寝る。

ゴジラはエネルギーをチャージしており、再び動き出すまで15日程度と推測された。

動き出したら東京に核を落としてでもゴジラを止めることが安保理で決議される。

そうはさせまいと対策本部が凍結作戦の準備を急ぐ。ゴジラを発見していたと思われる博士の遺した図式のようなものが解読され、凍結作戦に現実味が増していく。

ゴジラの活動が再開する。

核のスイッチのタイムリミットが迫る中で凍結作戦開始。

アメリカの無人機の協力。在来線爆弾。こかされて歯の治療を受けるゴジラ

凍結のための血液凝固剤を目標値投与した後、ゴジラは立ち上がったが直後に凍結。

最後までタイムリミットの延長を図った臨時総理。復興頑張ろう。尻尾に人型の何か。

 

うーん、やっぱり単純に面白かったというのとは何か違うんだよな。

言葉にできないけど。

 

  • お気に入り絶望シーン

ゴジラ熱線初披露

やっぱりゴジラが熱線吐くとこはすごい。

ああ、全部終わりなんだ…って気分になる。もはや悲しいとかじゃない。怖いとかそんなもんじゃない。

首相達の乗るヘリに直撃したのが更に絶望感を煽る。アメリカの戦闘機の撃墜も同じく。

ペイバックって言ってたのかっこよかったのに…。

熱線前のゲロゲロも含めて、一番絶望できるシーンだったと思う。

 

・第二形態もぞもぞ

CGが雑って言ってる人多いみたいだけど個人的にゴジラ形態の第四ゴジラよりも恐怖だった。

目が怖すぎるよ、アレが迫ってきたら殺される!って思って逃げ惑うわ。迫ってくるシーンはトラウマなるで。

知ってるゴジラの姿じゃないのが余計に怖かったかも。やっぱり得体の知れないものは怖いね。

 

  • 人間パート

・会議まとまらない

巨大生物論は流石にあの場で誰も肯定しないだろ!ふざけんな!

といった感じで最初の方は矢口が鬱陶しすぎて笑えた。こんなやつ現実でここまで出世できないだろ…。そして各省庁の大臣があれこれとうるさい。

でも、馬鹿みたいでも真逆の意見でも、色んな意見が出る会議が良い会議(というか良いチーム?)なんだろうなと改めて感じるね。てかその方が会議は楽しい。

同じ方向ばっかり見る人間が集まってたらそもそも会議の必要性があんまりないもんね。

 

・人間のあたたかみ

夜、シールz…ではなく、ゴジラを殺せ!コールが鬱陶しい中、カップ麺のゴミとかを片付けてくれてる清掃業者さん。みんなにお茶を淹れてくれるのも施設管理業者さんぽい。

あとご飯食べた後にごちそうさまでしたって毎回言う人いたよね。

ああいう状況での、何気ない優しさとかマナーとか、そういうのに感動させられた。

 

・一回目

撃てなかった時。

伝言ゲームは煩わしいけど、それだけ自衛隊員が武器を使用することは重大な事なんだというのが伝わってくる。きちんと一番上の許可を得ないといけないレベルの重要事項。メリットもデメリットもそこにはあって、それが日本だなあ。

 

・二回目

配置に着く→自衛隊かっこいい!

ミサイルと戦車の一斉砲撃→何も効かない…やばい…

アメリカの爆撃→お!?

熱線→絶望。

あれ、ヘリに当たったのは偶然じゃないよね?

この後の対策本部の話の中でも今後は航空攻撃はできないって言われてたし、三回目の戦いで戦闘機は全て撃墜させられたし、ヘリと爆撃機の違いなんてゴジラにはわかんないだろうからね。ヘリも飛行する敵と判断されたんだろうなと思ってる。

これは核が持ち出されるのも頷ける絶望感だった。

それが許したくない事だとしても。

 

・三回目

ゴジラは詳しくないけど、電車がゴジラの犠牲になってるってことは知ってたから、電車アタックはまさにペイバック!って事だったのかなと。

そしてどう見ても歯医者だった。

第一歯医者部隊が焼かれた時は胸が苦しくなったけど、この最後の戦いでは絶望よりも希望が溢れていたと思う。

 

  • しっぽのアレ

眠るゴジラの尻尾が崩れた描写の時点で、尻尾が最後に映って博士あたりがくっついてるんだろうな、と思ってたから、何人もいるのに驚いた。自分は巨神兵ぽいなと思ったけど、色んな説あるみたいだね。庵野め…。

 

  • 全体を通して

戦うって事を改めて再確認したというか。

谷口や対策本部メンバー、ルー石原さとみ自衛隊なんかは勿論そうなんだけど。

避難誘導や救助活動する消防士

核のタイムリミットを延ばすために動いてた臨時総理

お茶汲みしてくれたおばちゃん

そして在来線爆撃に協力してくれたJR?

スパコン貸してくれたドイツの偉い人

日本のために志願してくれたアメリカ兵

みんな戦ってた。戦うってただ武器を持って攻撃するだけじゃないよねそりゃ。

仕事は常に戦いだし、今やれる事を精一杯やるぞっていうのも戦いだ。

つまり会議だって戦いの一部だし、一般市民の避難も戦いの一部だったという。

普段はみんなそれぞれ違う敵と戦っているけれど、この映画では共通の敵、ゴジラがいた。

みんなでゴジラと戦ってるんだ!っていう熱さ。

やっぱり単純に面白い!って言うのはなんか違うな。感動したのは確かだけど感動した!って言うのも違う…語彙が来い。熱い!だと松岡修造ぽいし。

 

あのBGMが3回も流れたのには流石に引いた。

庵野は早くシンエヴァ作れ。

あとアスカが好きなのはわかったから、ルー石原さとみはやめてやれ。

 

  • 他の人の感想を見て

人の感想の感想みたいなもの。

ちょこちょこ見てみたけど、一番びっくりしたのは字幕多過ぎって言ってる人がいたこと。

あれ読もうとしてる人、いたのね。

自分は読ませる気ないなこれってすぐに読むのやめたから驚き。だから矢口の役職すらわかんないという。

二番目は感情移入できないって人がいた事かな。これは感覚の違いなんだろうけどね。

自分はアニメまどマギを視聴するうちに、悲劇のヒロインと名高い?ほむらちゃんには一切感情移入出来なくなった方だし。叛逆は良いと思うけど。

 

とりあえず頑張って知り合いにいっぱいオススメしようと思う。

というかあと一回ぐらいは見たい!